涼しさコレクション

 2019年春に、ほんの少しだけヘルシンキに滞在したことがあるのですが、実は密かな期待だったストリートパフォーマンスには、さすがにそんな短い時間で出くわすはずもありません。 (そもそも夜…)

 私の出会いたかったパフォーマンスは…。
 毎週末にサンクトペテルブルクからヘルシンキまで演奏に来ているという、Fedor Grigorev フェドル・グリゴレフ氏のライブ。
 録音済の伴奏をスピーカーから流しつつ、ガラスボトルに水を入れ、吊るし、叩き、メロディをパフォーマンスします。演奏者をボトルフォニストと呼ぶようです。(しかしボトルフォニストって他にもいるのかなぁ。日本では腹巻きしたおじさんが一升瓶を吊るしてやってくれると受けるんだがなぁ)
 私はこれ (当然、グリゴレフ氏の演奏です!) を、過去にテレビで見知っていたので、ヘルシンキの中心部を歩きながら「ここらへんのはず!」と思いを巡らせたものでした。
 今回久しぶりにそれを思い出し、ちょっと調べてみました。こういう調査、今どきは、ホント便利ですね。それで私の大~好きな「剣の舞」の演奏を見つけたのでご紹介です。


以下はストリートではなく室内版(撮影状態が良い)

 グリゴレフさん、ボトルの中は水だけれど、マイナス温度になる冬は、水が凍らないように塩を入れるって言っていました。エライ!!
 寒い街頭で、一箇所だけ暖かな空間になる冬のストリートパフォーマンス、やっぱりそんな瞬間に居合わせたいものです。

 涼しげな音といえば、繊細なガラスのカップを濡れた指で触ると、グラスの形状や入れた水の量によって、音程が繊細に変化するアレ!グラスハープ!ハープですので、つまり演奏者は、グラス・ハーピストとなります。

 今日は、その音楽もご紹介を致しましょう。

 グラスハープ での「ラ・カンパネラ」ライブ (2014年の4月チェコ プラハ 演奏者PetrSpatinaペーター スパティナ氏)