千鳥教室 in May

バラの花は新宮中央教室にもありますが、本数や種類はやはり、ガーデンのある千鳥教室には及ぶべくもありません。
今年はとても美しい、フランス生まれのウーメロです。

この花はどう見ても、笑顔で、こんにちは!と語りかけているようにしか見えない、出会った人をまさに一瞬でハッピーにさせる魅力!、と、まぁ、恥ずかしげもなく親馬鹿ぶりを発揮させるのが、バラの魔法というものです。
 この5月の千鳥教室はクレマチスもきれいに咲きそろいました。
クレマチスの世界も種類が多く、一度知るとあれこれ食指が動きます。写真は、クレマチス白万重とホワイトプリンス・チャールズ。

 庭に没頭していると優しい気持ちになれます。ただ、ここのところの手入れ怠慢で、これだけ花が咲くのは、今年に関してはラッキーであったとしか言いようがありません。

 子どもたちに接していて、ピアノもヒラメキの良い子、急に芽が伸びる子、本当に様々です。
一方で、中々、弾いて欲しいことがピンと来ず、こりゃあ大変だ~と手こずり、『やっぱり向き不向きはあるものだ…』と感得せざるを得ないこと2~3年 – いや5年単位 -、というケースも現実にはあります。 しかしやがて成長し、その子の演奏に輝きを感じる時に、どれだけ親が粘って、粘って、忍耐の姿勢を持ち、見放さず、諦めず、芽が出るのを待ち続けたか、…それを思うと、心から称賛したい気持ちにかられることがあります。
“世界に一つだけの花” を咲かせるのは、信じる力だなと思います。
またもやうまく行かなかった、そんな時に、二枚のレッテルが用意されています。
「もうダメだ」レッテルと、「これで次の為に学び取ろう」レッテル。 あなたはどちらを貼りますか? と、いつも問いかけられている中で、肯定的な態度をとリ続けた人だけに射す光が、花になるんだと、なぜか宗教指導者のような文言を書き連ねている私は、一体どうしてしまったのでしょうか…(??)。

 まぁ、私もいっぱい色々、諦めて生活しています。すべてをネバーギブアップというわけにはいきませんものね。
ただ世の中の風潮で、根気が続かない、辛抱が足りない昨今に、ちょっと、カーンカーンと警鐘を鳴らして置きたいゾ!と思うことはありますので。

 最近、過去に犠牲になった-つまり長く持たず土へと還った植物の-ラベルがごっそり出てきました。
成功(することも稀にある)、でもその裏には数知れぬ失敗があったわけです。そして私の庭は、これからもそれを繰り返していくに違いありません。
図らずも気ままに書き綴り、はたと気付いたのですが、ラベル(英語)≒レッテル(オランダ語)です。
これは自分が撒きつつ葬ってきたレッテルの歴史なのですね。

 ふと憂鬱な気分が続く時、原因は一体何だったっけ?と振り返ると、単に一本、苗がなんだか調子が悪いということが、私の心にずっと引っかかっているらしく、それがどうやら数日間に渡り、心理状態を支配しているのです。
 その意味では、同じ花好きでも、既に美しく開花した切り花を買い、花瓶に活けて楽しむ方が格段に気楽です。お金で解決っていう方法です。私も「うわっ、高っ!」と思いつつ、そうすることが度々ありますが、それで手にした花や茎、葉の育ちの美しさに、またその向こうの育苗家をいちいちと思い浮かべるのは、この私だけでしょうか。
新種を苦労して作出するのもすごいことだと思うし、育苗家は、それを装飾する技能士に勝るといつも思っています。

(あ…、レッテルを貼るなって?)