来年はどんな桜?!

 先日まで寒かったのに、今ではカーディガン一枚で動き回る、そう、すっかり「春」です。

今日の桜は満開。明日は雨と予報されているので、新宮中央教室からすぐの沖田中央公園を散歩しつつ撮ってきました。
ピアノ教室・クラヴィアハウス、新宮中央教室が、出来立てホヤホヤの建物で第一歩を踏み出したのは、ちょうど一年前の四月二日。今日は思い入れのある記念日というわけです。

 まだ幼木といえる桜並木ですが、一年前より枝数を増やして少しボリュームが出ました。花だけを眺めても、なんだかまだ初々しく、かわいいぶっくりした印象です。

 今日は植物三昧の日でして、その後は、千鳥教室ガーデンで、寒い間、思い切りサボっていた作業です。
庭というものは、ふとしたことに時間をとられるものです。普段、私たちは、効率とか、結果を重視する生き方に慣れてしまいがちですが、この自然相手という作業はその逆!、予期せぬ事の連続で、その命をつなぐために思わず時間をとり、また失敗の繰り返しであります。

 クレマチスは私の大好きな蔓性植物ですが、左側三枚の写真は、2014年5月中旬の記録。昨年も咲きました。ただ昨年はどんな手入れをしたか憶えておらず -まぁ、慌ただしい春だったので、大したことはしていないのは事実- 、今年は、栽培のセオリー、鉢を一回り大きい物に変えようとやり始めたら大変なことに…。
 根は鉢底の隙間から地中に伸びています。蔓をからませたまま作業したので、動きもとれません。すぽっと中身が出てくるだろうなどという期待は見事に打ち砕かれました。 伸びた蔓が切れてしまわぬ程度に、鉢を少し傾けて、必死で根全体をほじくり出す作業になりました。 結果、プラスチックの鉢を突き破り、中身を取り出すまでに数時間(一番右の写真)。
 なんとか新しい鉢に植え替えましたが、これらの工程は、理想とは程遠いもの。作業で随分根を痛めてしまったし、今年の開花は怪しいものです。
 しかしとぐろを巻いた根っこで元の鉢はパンパンだったので、いずれにしてもこれはまぁ、仕方なく、手がけたことの責任のようなものです。もしかしてダメにして、ちょっと落ち込むことになるかもしれません。 次への反省です。

 幼稚園進級や小学校入学をきっかけに「ピアノをしたいな★」と思うお子様やご父兄の方も多いと思います。
発表会での可愛い衣装、ステキな曲、メロディを奏でる指、理想の光景です!!  でも現実は、私のヘタクソなガーデニングのようなもので、「大変な時に乗り越えられるか」をよく考えてみるのが良いと思います。 すぐには、自分の夢見ていた童謡やアニメの曲は弾けるようになりません。   エキサイティングな新鮮さも失せ、 様々な退屈なことに耐えているうちに、憧れの実現は、忍耐への覚悟だったと悟る日が来るかもしれません。それがピアノへの取り組みの現実。
 悠久の歴史を超え、人の心を動かし続けてきた音楽は、すぐに手に出き、完結するような代物ではありません。……って、私、何を書いているんでしょうね。(本来、「ピアノを気軽に始めてみませんか?」というお誘いこそ、ピアノ教室広報としてはあるべき提案なのに (-.-;))

Rome was not built in a day  『ローマは一日にして成らず』

また桜の話題に戻します。
夜桜撮影は、古賀市薦野にて。ここは蛍の名所としても知られています。

昼は新宮中央の若々しい桜。夜は古賀市のちょっと奥での史的な夜桜見物。
まさにsakura-dayでした♪

去年の桜。今年の桜。そして来年はどんな気持ちで桜を眺めるのでしょうか。